承継初年度の確定申告、終盤戦へ ― 改正対応に追われる3月

3月に突入!確定申告もいよいよラストスパートです。

こんにちは。税理士の田辺亮介です。

今年は、父の事務所を承継して“初めて”迎える確定申告期。
新しいスタッフと息を合わせながら、試行錯誤の連続ではありましたが、ここまで大きな混乱もなく走り続けてこられました。

本当に、多くのお客様に支えていただいています。
この場を借りて、心から感謝申し上げます。

さて、今年の確定申告。
正直に言うと——「例年通り」ではありません。

税制改正がいくつも入り、例年以上に“確認力”と“理解力”が問われる年です。

所得税の基礎控除額の引き上げ

基礎控除が見直され、一定の所得階層で控除額がアップ。
「去年と同じ感覚」で計算すると、うっかりミスにつながります。
所得区分ごとの丁寧な判定がカギです。

給与所得控除の見直し

給与所得控除も調整。
源泉徴収票の読み取りを一段と慎重に。
ここを誤ると、課税所得がズレます。

特定親族特別控除の創設

新しい制度が登場。
該当するご家庭は確実にチェックが必要です。
「知らなかった」ではもったいない控除です。

扶養親族等の所得要件の緩和

扶養に入れるかどうかの基準も変わっています。
パート収入や副収入のあるご家族がいる場合は特に要注意。
判定の“思い込み”が一番危険です。

申告書様式・源泉徴収税額表の変更

様式も変わっています。
レイアウト変更の裏には、制度改正あり。
「書き方」より前に「理解」が必要です。

住宅ローン控除の適用延長と調書方式

住宅ローン控除は延長。
さらに「調書方式」への移行が進み、提出方法も整理が必要です。
従来の感覚で処理すると混乱します。

——

確定申告は毎年の恒例行事。
しかし、毎年“同じ”ではありません。

税制は静かに、しかし確実に変わり続けています。

承継初年度の今年、改めて感じているのは
「制度を正確に理解し、一つ一つ積み上げること」の重みです。

派手さはなくても、丁寧に。
スピード感を持ちながらも、最後まで慎重に。

申告期限まであとわずか。
ラストスパート、全力で駆け抜けます。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。